おつかれさまです!記事を読んでくださりありがとうございます🌞
日々の学習や実務の中で、
「あれ?この前も同じこと調べた気がする…」
「新しいこと学んだのに、時間が経つと忘れてしまう…」
そんな経験、ありませんか?
わたし自身も、勉強した内容が定着しなかったり、
何を学んだか振り返れなかったりしてモヤモヤすることがよくありました。
でもあるとき、TwitterやGitHubでよく見かける「TIL(Today I Learned)」という言葉に出会って、「これなら自分にもできそう!」と思い、試しに始めてみたんです。
すると、学んだことが自然と記録されていき、
自分の成長を“見える形”で感じられるようになってきました。
この記事では、TILとは何か?という基本から、始め方・継続のコツ・セットアップの手順まで、初心者でもすぐ始められるようにやさしく解説していきます。
それでは、ゆっくりしていってください🐱
・学習ログを残したいけど、何から始めていいか分からないエンジニア・学生
・技術学習をもっと習慣的に、気楽にアウトプットしたい人
・GitHubに記録を残して成長を可視化したいと思っている初学者
⭐️ GitHubを使ったTILの始め方を、画像付きでステップ解説!
⭐️ TILを通じて、自己成長が可視化される学びの習慣が手に入る!
⭐️ アウトプットを継続しやすくする考え方とコツが学べる!
TILとは?|Today I Learned の略で、学びを残す習慣
TILは「今日学んだこと」を記録するアウトプット習慣
TIL(Today I Learned)とは、その名の通り「今日学んだことを記録する」習慣のことです。
もともとは海外のエンジニアコミュニティやRedditなどで始まり、GitHubやTwitter(現X)などでの発信形式としても広まりました。
TILの特徴は、毎日少しずつ・気軽に・簡単にアウトプットできる点にあります。
ブログのように構成や長文を意識せず、1トピック=1投稿という軽量なスタイルで続けやすいのが魅力です。
TILには決まったルールがない。自由でOK!
「何を書けばいいの?」と悩む必要はありません。
TILでは、自分がその日「へぇ〜」と思ったことや、新しく知ったことを書けばOKです。
たとえば、こんな内容がTILの対象になります:
- Pythonでリストを逆順にする方法([::-1])
- Gitでstashを初めて使った感想
- あるバグを直すまでの試行錯誤
- CSSで高さを揃えるflexの使い方
- FastAPIでCORSを許可する設定
1行でも立派なTILですし、Markdown形式でメモするだけでも効果があります。
TILは「未来の自分のため」に書く
TILは誰かに評価されるためのものではなく、未来の自分のための記録です。
- 同じエラーに出くわしたとき
- 仕様を思い出せず困ったとき
- 「昔どうやって解決したっけ?」と振り返りたいとき
そんなときにTILが検索可能な“自分専用の知識ベース”になってくれます。
だからこそ、完璧じゃなくていいし、人に見せる前提でなくてOK。
気軽に、でも継続的に、自分のために書く。これがTILの本質です。
TILを始める5つのメリット
✅ 学んだことが定着しやすくなる
「ただ読んだだけ」では忘れてしまう内容も、
一度自分の言葉でまとめるだけで記憶に残りやすくなります。
TILを書くことで、“理解したつもり”を超えて、本当に使える知識に変わるのです。
✅ 振り返りができて、自分の成長が見える
GitHubやフォルダにTILが溜まっていくと、「学びの資産」が目に見える形で残ります。
過去の自分の悩みやミスを読み返すことで、
成長を実感したり、知識の再利用もできたりと、復習ツールとしても強力です。
✅ アウトプットの習慣が身につく
TILは1日1行でもOKな超軽量アウトプット。
「続けられなかった…」となりがちなブログやSNSよりも、圧倒的にハードルが低いです。
気負わず始めることで、「発信することに慣れる」習慣が自然と身につきます。
✅ 情報発信力のベースになる
日々TILで学びを言語化することで、思考を整理する力や説明力が磨かれます。
これは将来的に、技術ブログやLT・勉強会で話すときのアウトプットスキルの土台になります。
✅ 転職・ポートフォリオにも使える“見える成果”
TILをGitHubに公開していれば、
「この人は日々学び続けているな」という印象を与える材料にもなります。
ポートフォリオとしても活用でき、エンジニアとしての信頼を高める一助になります。
継続のコツ:TILを“続く習慣”にするために意識したいこと
TILは気軽に始められる反面、「3日坊主で終わった…」という人も少なくありません。
ここでは、無理なく続けるためのコツを3つに絞って紹介します。
完璧を求めない|1行でも立派なTIL
「ちゃんとまとめなきゃ」「いい内容を書かなきゃ」と思うと、手が止まってしまいます。
でもTILは、“今日の小さな気づき”を書くだけでOK。
TIL: Gitでファイルの差分を見るには git diff
この1行でも「アウトプットした」という事実が積み上がります。
書き方テンプレートを決めておくと楽
毎回「どう書こう…」と悩まないよう、簡単なテンプレートを用意しておくと継続しやすくなります。
## 学んだこと
◯◯の使い方を初めて理解した
## 試したこと・エラー
こう書いたらエラー。調べたら△△が原因
## 学び
◯◯の動作は□□だからエラーが出ていた
固定の枠があると、迷わず手を動かせます。
書くタイミングを決めておく(“儀式化”)
「気が向いたらやる」では続きません。
寝る前/勤務後/朝の10分など、“いつ書くか”を決めておくことが継続のカギです。
特におすすめは:
- 勉強後すぐに書く(記憶が新鮮なうちに)
- 毎日じゃなくても「週3回書ければOK」とゆるく設定する
コツは、“続けること”より“やめないこと”。
手を止めずに小さく書き続ければ、いつの間にか立派なTILリポジトリが育ちます!
TILの始め方:GitHubを使ったセットアップ手順(初心者向け)
TILはGitHubを使って記録する人が多く、無料で公開・非公開の管理ができるためおすすめです。
ここでは「最小構成で今日からTILを始める」ことをゴールに、以下の手順で解説します。
ステップ0:準備しておくこと(事前環境)
前提となる環境を用意してください!
- GitHubアカウント(無料)
- PCにGitがインストール済み
- GitHubとのSSH接続設定(公開鍵/秘密鍵)
SSH接続はできる前提で進めていきますが、
そこでつまづいた方はSSHについての記事を書く予定なのでそちらで確認してください👍
(初めての方向けに ssh-keygen → GitHubへの登録 → ssh -T まで丁寧に解説予定です!)
ステップ1:GitHubにTIL用のリポジトリを作成する
それでは進めてきましょう!
自分のGitHubで新しいリポジトリを作ってみましょう!
リポジトリタブから🆕 ボタンを押したらOKです!

リポジトリ名はTILなどで大丈夫です🙆
今回の例ではTIL_testとしてみました!
公開(Public)、非公開(Private)、READMEの追加はどちらでも大丈夫です!

次のような画面になれば準備完了です!

ステップ2:ローカルにcloneして、フォルダ構成を作る
git cloneをしてリポジトリをローカルに持ってきましょう!
空のリポジトリですという警告が出ますが、気にしなくても大丈夫です🙆

クローンしてきたら、実際にファイルを作ります。
例えば、Python関係のディレクトリやGitに関するディレクトリです!
til/
├── python/
│ └── 2024-05-18-enum.md
├── git/
│ └── 2024-05-17-revert.md
└── README.md
カテゴリごとにディレクトリを切ると検索性もアップします!
ステップ3:MarkdownでTILを書く(テンプレート紹介)
ファイルを作ったら、その中に学んだことを書いていきます。
例えばこんな感じ、、、
## 今日の学び:PythonのEnumの使い方
- `Enum`は定数のような使い方ができる
- `auto()`を使うと値を自動採番してくれる
## 参考リンク
https://docs.python.org/ja/3/library/enum.html
ステップ4:Gitでコミットして、GitHubにプッシュ!
ファイルの変更までできたら、コミットしてリモートリポジトリにプッシュします🙌
これだけでTILが1つ、あなたの学習資産として残ります。
git add .
git commit -m "TIL: PythonのEnumについて"
git push origin main
実際のVSCodeの画面はこんな感じ!

きちんとプッシュができていると、次のようにGitHub上で確認できます!
Git操作に不安がある方はこちらの記事をどうぞ!
👉 【初心者向け】Gitが怖くなくなるたった一つの考え方と安心して使うコツを解説!
うまくPushできないよ〜、、、という方は
SSH接続に問題があるかもしれないのでこちらの記事で確認してみてください!
👉 (作成予定です。。。少々お待ちください🙇♂️)

ここまでできたら完璧です!!👍
日々の学習記録をつけていって、自分だけの学習資産を作っていきましょう!
ちなみに、変更をコミットしていくとその日の枠が緑になって
自分がどれだけ続けられているかも確認できます!(草を生やすというらしいです笑)
モチベにもつながるので面白いですね😊

まとめ:TILは「小さく始めて、積み上げていく」最強の学習習慣
TIL(Today I Learned)は、特別なスキルも構成力もいらない、
「今日の学び」をそのまま残すだけのアウトプット習慣です。
- 学んだことが記憶に残りやすくなる
- 自分の成長が“見える化”される
- 転職やポートフォリオにもつながる学習ログになる
…といったメリットがある一方で、始めるのに必要なのはほんの一歩の行動だけ。
1行からでも、週1回からでもいいんです。
「わかった気がする」で終わらせず、「自分の言葉で残す」を今日から始めてみませんか?
✍️ TILの第一歩は「リポジトリを作って、最初の学びを書く」こと。
この記事を読み終わったら、ぜひ今日の学びを1つ、書いてみてくださいね!
ここまで読んでいただきありがとうございました!🎉
他にも、若手エンジニアに役立つ情報を発信していきます!
学習法についてはこちらの記事がおすすめです👀
コメント